沖正弘が残してくれた治すヨガ! 船瀬俊介

断食をすすめている本なので、最初はとんでも本だったかも。。と思っていたのですが、一応最後まで読んだら、得るものが多かったです。特に、現代医療の問題点とされている部分は非常に共感できました。まだあまり整理できていませんが、気になったことを以下にメモ。

 

◆ヨガ修行8段階のステップ
①禁戒(ヤマ)
正しい心構え。心から不正を取り除く。心を乱さないように日常のモラルを決める。
・不殺生
・誠実
・不貧盗
貞潔
・不貪
これは決定的なものではない。人は自分に合う自身の禁戒を作ってよい
②勧戒(ニヤマ)
心を清化し、積極化し、平静に保つために必要なこと。
・清浄
・満足
・苦行
・学道
・念神
③体位法(アサナ)
正姿勢、正動作。心身の安定力を高める方法として、禅定法で行う。野生動物の自然な動きを見習う。
④調息法(プラナヤマ)
正食・呼吸法。体位法より重要で、正しい身体の養い方を学ぶ。
⑤制感法(プラティヤハナ)
自己コントロール法。外界に向く感覚、知覚を心の内側に向ける。
⑥統一法(ダラナ)
・統一とは、全体の力を一つに集約すること
・あるべき姿とは、心身が一つとして動いており、さらに生命の働きと一つになっていること
・心身と命の三者が一つになっている状態がヨガで、三者統一を意識的に行う場が、精神統一法
⑦禅定法(ディーヤナ)
統一法とは対極にある。無心、放下、自己意識の拡大により、すっきり、さわやか、安らぎ、静けさを実感する。
⑧三昧法(サマーディ)
心は空無の自由境になり、もう一つ高次元の全世界との自由な融合状態になる。
 
◆ガンは敗血症を防ぐためのゴミ捨て場
 
◆沖正弘氏が影響を受けたもの
・(人物)二木謙一、藤井日達上人、山田無文老師、沢木興道禅師、頭山満翁、中村天風桜沢如一
・(書籍)無関門、不動智神妙録
 
◆初一心と最後心
心に強く物事を刻み込むために
・初一心
びっくりした状態でそれを見る。感激した状態でそれを語る。初めて聞いたような状態でそれを受け取る。
・最後心
見納めだと思う心、もう再び見ることはないという気持ち
→本はこの本は一度しか読まない(2度と読まない)と決めて読む
 
沖正弘氏の著作も読んでみたい。