最小限主義。 沼畑直樹
今まで読んだミニマリスト本とは少し違う趣。音を最小限にする、「好きなモノ」こそ捨てるという発想はなかった。でも、そういった物を防護服にして、それを自分自身だと勘違いしているダサさ、みたいなことは確かに感じます。
<気になったところの抜粋&メモ>
・大雨のクロアチアのホテルの部屋で、何もないことのすがすがしさを感じる
・Minimal&ism 佐々木典士(ぼくたちに、もうモノは必要ない。)さんとのミニマリズムのサイト
・音を最小限にしようとすると、動作がゆっくりになる。
・洗い物をする→食器を水切りかごに入れる→布を広げる→洗い物を布に移す→すべてをふきんでふく→食器棚に戻す
・家での食事は和食だけにする
・好きなものこそ捨てる。
読んでる本、見た映画、聞いている音楽で自分を定義しない
→自分は人と違う、という自意識を捨てて、何者でもない自分を楽しむ
・小さい家に住む
・何もない空間。それが至高の持ち物。ミニマリストが求めるもの。
・映画「LIFE!」
・静寂をもたらす、夜というミニマリズム。早朝のベランダ、雨のキャンプ場。
・花を主役にする
・夕陽を見る。毎日必ず夕陽を見る。
「どうしてこんなに世界は美しいのか」と感動すること以外に、人間が追及すべき哲学も智慧もない。
昔から、私たちも含め、すべての人々は、夕陽の前で美しい。
→東京電力文庫81「お茶のある生活」古賀健蔵さんの見渡せば花も紅葉もなかりけり…の解釈を思い出す。
・美しい風景をしっかり見る
・空と海を見る
・椅子と日影があればいい→何もしないで休む、何か飲む
・家を一から建ててみる。最初はテントでもいい。それから、ウッドデッキと屋根、それから…
→ HUT の森の小屋を思い出す。
・家に一番大切なのは日当たり(採光)
・風のない日、サーフボードで海に浮かぶ、絶対的幸福感。
眺めていたのは海ではなく、空だった?
・「夜と霧」アウシュビッツで世界の美しさを知る
・まっさらなテーブルのミニマリズム性
・もともと「何のために」あるのか(国や、法律や、税金…)
・何も置かれていない空間の美しさ
また家を整理したい欲求がむらむらしてます!!