「自然療法」シンプル生活 東城百合子

家では東城百合子さんの「自然療法」を食養のバイブルという感じで、ちょっと調子が悪いときの参考書にしています。提案されている療法は、家にあるものですぐに取り入れられることもあれば、これはちょっと…というものもあるのですが、こちらの書籍は入門編という感じで、初めての方にもとっつきやすいかなと。
ちょっと宗教っぽいのが気になる人もいるかなと思いますが、私はそこは受け入れられるところだけ受け入れて、あとはスルーしてます(笑)
東城百合子さんの本に書かれていることは、一見すごく古臭い感じなんですが、「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」という本を読んだ時に、意外と最先端の科学で証明されていること合致している部分が多いというふうに感じました。

冒頭を少し抜粋してみると…

 

病気の正体は、体を悪くするような食や生活習慣が少しずつ積み重なり、そこから”育った枝葉”です。
医者に病気という枝葉を切り落としてもらっても、その枝葉を育てた根を変えないことには根本的な治療になりません。
必ず、次の枝葉(病気)がまた出てきてしまいます。
本当の健康や幸せが欲しいなら、病気を育ててしまう根をなんとかするしかありません。

 

コロナのような感染症はともかくとして、いわゆる生活習慣病については、本当にそうだなーと。
食べ物や生活習慣だけではなく、心のもちようも影響するというのも納得。
手段を問わず必要な栄養素をそろえる、というような考えではなくて、食べ物をいのちあるものと考えて、感謝していただく、自然に従って生きる、というのが基本的な主張かなと。
例えば、ある食べ物が健康に良い(何かの症状に効果がある)となった場合、その中の成分で考えるのではなく、そのもの(野菜なり果物なり)全体で考える、ということも「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」に書かれていたと思います。

以下もまた抜粋ですが、

 

生活習慣というのは、私たちの脳を刺激し、健康状態や心のありようを方向付け、
体質や性質、人格を形成して、幸・不幸や運命までも左右していく力を持っています。
やがては遺伝子にまでしみつき、次の世代にも生活遺伝となって伝わってしまうほど、影響力が強い物なのです。

 

これも多くの人が実感として納得できる理屈ではないでしょうか。

具体的にどうすれば、ということは食物から生きるということの考え方まで、日常よく起こりがちな問題を例に書かれていますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

 私が一番心に残ったのは…

自分と釣り合う縁がやってくる

という言葉です。