丁寧はかんたん ウー・ウェン

ウー・ウェンさんを初めて知ったのは、横浜中華街で食べた「花巻」を家で再現できないかな~と思って図書館で探していた時でした。確かこの本かな?

これで、初めてだったのですが、結構うまくできました! 

その後、よく参考にさせていただいている以下のブログ

冬のテーブルは温ったかおもてなし : ばーさんがじーさんに作る食卓

でも登場していて、万頭にも挑戦してみたいなぁなどと思っていたところ、

つい最近、松浦弥太郎さんのinstagramで以下の本が紹介されていて

 松浦さんが自分が作りたかった本そのもの、読めば読むほど嫉妬するとまでおっしゃっていたので、そういえば、レシピはよく見ていますが「理論」的な部分は読んだことなかったなぁと思って、今回のタイトルを読んでみました。

 

第1章の「家族を守る」の頁では、早くにご主人を亡くされ、外国人でありながら一人で子供さんを育てていくために奮闘されたときのことに触れられていて、たいへんなご苦労をなさったと思うのですが、自分の辛さよりも応援してくださった方への感謝が書かれていたことにとても心打たれました。

 

料理が上手、というのは「料理屋さんのような料理が作れること」ではないと、特に家庭で日常の食事に責任を持たれている方は感じていると思うのですが、ではいったい何が大切なことなのか…ということを改めて考えさせられました。

副題にもなっていますが、とにかく「シンプル」に徹すること。

「無理しない、頑張らない、無駄にしない」

毎日ごちそうでは体を壊してしまうし、食材を隅から隅まで使い、ゴミを出さないことも節約の為だけでなく環境の為にも大切なことだなと…。特にこの本では、医食同源、その自然なやり方として旬のものを食べる事、をあげられています。

月ごとに紹介されているレシピも本当にシンプルで、味付けもほとんど塩と油だけ、食材もあれもこれも入れない、でもとってもおいしそう!!

理論の部分では、ウー・ウェンさんご自身の経験をもとに、日本と中国の違いや、家族の健康管理など、今まであまり考えなかった角度から料理や日々の食事、生活を見直すことができました。

 

他の著作ももっと読んで、たくさん作ってみたいです!

とりあえず、餃子の皮から作るの挑戦してみようかなぁ~