Come on-a may house すまいの風景 中村好文

今日は夫の友人と三人で箱根の天山湯治郷へ。

奥の湯に入ってみたくて、はなれ雲という貸座敷をはじめて借りてみました。部屋はそれほど広くないですが、枕やひざ掛けも用意されていて、受付の方がお茶もだしてだしてくださいます。ビール、ジュース、簡単なおつまみなども自販機で購入できて、備え付けの雑誌もある。お風呂は洗い場もなく、小さいですが、風情があり気持ちよかったです。通常2時間3900円のところ、朝は3時間3900円ということで、お得感もあり、友達が一緒とか、休日で休憩室が混んでるときなどはいいなぁと思いました。

 

今日のタイトルは、その座敷で寝転んで読んだ本。以前中村好文さんの著作を読んだとき、文章がすごく上手でびっくりしたのですが、今回も期待を裏切られない内容でした。

うなぎ獲りの道具をオブジェにしたり、大鋸をマグネットボードにするセンスはすごいなぁと思ったし、李朝家具やシェイカー家具には自分も興味があったので、これが中村さんのルーツなのかなと思うとうれしかったです。

若いころに月給の3倍の李朝半閉(バンダヂ)を購入されたエピソードでは、自分は値段を理由に妥協してしまうことが多いので、やっぱりこういう仕事をプロでされている方には凡人とは違う才能を感じました。

桶に漆盆をのせたベッドサイドテーブルがいいなぁと思い、まねしよっかな。