本気で変わりたい人の行動イノベーション 大平信孝

読書メーターで読友さんたちがこの方の「たった1枚の紙で「続かない」「やりたくない」「自信がない」がなくなる」を読んでいて、気になったので、図書館にあったこれを借りてきました。

ちょっと前に読んだ吉本ばななさんの「違うこと」をしないことを具体的な方法論に落とし込んだ書籍のような気がして、運命的な気持ち。昨日読了して、さっそっくやろうと思ったのに、昨晩も今朝もうっかりしましたが、やるべきことは「ほんとうはどうしたい?」と自分にといかけるだけなので、ぜひ実行しようと!

詳細は以下。

 

◆ 原因を知るより欲望を知る

なぜできないか考えて、原因がわかっても、それは取り除けないものの場合もあるし、あまり意味がない。それよりも、どうしたら今よりもっとうまくいくのかを考える。この原因論ではなく目的論を考え、実行するのがアドラー心理学

 

「一般的な人生の意味はない。人生の意味はあなたが自分自身に与えるもの」アドラー

 

人間関係は優劣のある縦の関係でなく、対等な横の関係。

 

欲望=頭の声、体の声、心の声

 

頭の声だけに従って生きている人が非常に多く、体の声や心の声が存在することすら知らない。

 

多くの人は自分の良くないところ探し、できていないところ探しに時間を費やしている。行動できない理由はいろいろあるが、それぞれ別の対処法があるわけではなく、

ただ一つ「心の声をきいて、本当の欲望を知ること」これだけ。

 

◆「欲望」からビジョンが生まれる

・欲望と「目標」は違う。いくら立派で具体的な目標を立てても、自分の本当の欲望と違えば、実行できない。

→自分はまさにこれだ!と思いました。TOEIC900点とかを目標にしてもいまいち勉強にモチベーションあがらなかったり。。。これは、心の底(深層心理)ではどうでも良いことだと思っているから!

目標が心躍らせなければ、行動できない。つまりできないのではなく、「しない」のです!!

・自分が本当にやりたいことなら、いくらでも頑張れる、続けられる、成長できる

⇒欲望は脳科学の分野では「わくわく」と表現されることがある。これは私も別の本でもなんども読んでる気がします。

 

・欲望は卑近なものでよい。

有名になりたい、お金持ちになりたい、異性にもてたい、などのしょうもないものではじまってよい。

ドロドロ、ギラギラの欲望も必ず良きビジョンにかわるから。

なぜなら、アドラーの掲げる幸福の3条件は

①自分を受け入れていること

②他者を信頼していること

③他者に貢献していること

であり、欲望を具体的にしていくと、必ず他者貢献のビジョンに到達するから。

(例)有名になりたい→(何をして?)→有名になって人前でしゃべりたい→(何を?)→みんなが喜んでくれることをしゃべりたい

・自分と仲良くなる

自分をAとBにわけてBがAにいつもダメ出しをしているとする。

これは他でもないあなたがあなたをいじめている状況。

これをやめないと、自分の本当の欲望を自分で自分に隠し続けることになる(認めてくれない人に、本当の気持ちは言えない)

Yes,but...ではなく、Yes,and..で自分とコミュニケーションする。

それはわかった、しかし…ではなく、現状は分かった、それで、さらに…

これは人と話すときにもこうした方が良いけど、まずは自分に対してそうできるように。

・スケーリング

今の体の状態、心の状態は10点満点でそれぞれ何点ですか?

それはなぜですか?(なぜ点をいれたのか、減点したのか)

それを1点あげるためにはどうしたらよいですか?

 

◆ 1分間行動イノベーション

<やるタイミング>

・朝起きてからの10分以内、夜寝る前の10分以内に行う

「脳は寝る直前のイメージを、就寝中繰り返し再生する」

→悪いことを考えていると、寝ている間中悪いイメージが繰り返されることに!

<やる場所>

自分が気持ちよくなれる場所

<やること>

・50秒セルフトーク

「本当はどうしたい?」と自分自身に問いかける

(例)答えが「残業したくない」だったら…

 →残業せずに、どうしたい?と続けざまにきく

 →「残業せずに、家族と話したい」だったら、

 →「例えば(どんなことを)?」「他には?」とさらに掘り下げる

 ※例えば、食べたいもの、とかから始めてもよい(人に合わせたり、事情を優先しないで、何が食べたいのか考える)

・10秒アクション

セルフトークの結果を実現させるような10秒でできる行動をする。

気になることの情報を集めるとか、深呼吸をするとか、なんでもよい。簡単にできることでよい。

→やりたいことリストを作っておくとよいかも。

 

◆セルフチェック…自分との仲良し度

・ありのままの自分にOKをだしている

・できない自分にもOKをだしている

・欠点だらけの自分でも愛せるか?

・どんな状況になっても自分の味方でいられるか?

・自分にできることと、できないことの見極めができているか?

 

◆1分間自分受容エクササイズ

・(今の自分でも)少しでもできていることは?ちょっとでもうまくいったことは?

・今うまくいってないということは、自分はどんな意図をもっているのだろう?うまくいかないことで得ているメリットは?その目的は?

→うまくいっていないことにも必ず目的がある(無意識の欲望を実現している場合)

 

◆セルフイメージ

・今の自分のセルフイメージ

・半年後、1年後、3年後のうまくいった場合の自分のセルフイメージ

・そのイメージの自分になったつもりで行動してみる→もっと具体的なイメージがわく

 

◆時間を生み出す思考法

①時間がなくてできないと思っていることを一つ書く

②①で書いたことに関連することで、時間がなくてもできることは?

③生活の中でスキマ時間はどこにあるか挙げてみる

④③のスキマ時間で何ができるか考えてみる

 

◆計画倒れにならないために

・2つの締め切りを設ける

①いつまでに終わらせるはきめたけど、いつからはじめるは決めてなかったことは?

②①に対して2つの締め切りを決めてみる

③どんな環境、どんな気分ではじめられたらよいかイメージしてみる

・複数プランをたてる

 

◆仕事のクオリティをあげるために

「体調管理の時間」→どんなことをすると体調がよくなる?

「リラックスの時間」→どんなことをするとリラックスできる?

「趣味の時間」→何が趣味か

を1週間、1か月ごとに意識的に作る。

 

◆モチベーションコントロール

・やる気を失ったシチュエーションは?

・やる気を失ったときでもできることはなんだろう?

・はじめたいのにはじめられないことは?

 →それについて、これならできるというステップを5ほど考えてみる。

・仮決め→仮行動→振り返り→改善

・挑戦中の事は?この1週間、1か月どうだった?(計画と実際にできたことを比べる)、改善できそうなことはなにか?付箋にひとつづつ書き出す。→やる、やらない、先送りに分類。→やるになったものを優先度順に並べる

・好きなものと苦手なものを組み合わせる

例:好きなカフェで勉強

→挑戦中の物をあげる、好きなこととどうむすびつけられそうか考える、日常のルーティーンとどう結び付けられるか考える。

 

結構もうやってるかな、と思うこともあったのですが、できそうなことから試してみたいと思います。