西表島旅行→西表島関連書籍①

5/26~30にかけて、毎年恒例の西表島旅行に行きました。今回は、天気は微妙だったのですが、人の縁に恵まれて、とてもたのしむことができました。具体的には…

 

昨年、南風見の浜→鹿川→船浮をトレッキングしようとして途中で挫折し、鹿川の浜の直前でそのとき連絡がついて、翌朝船を出してもらえることになったふなうき荘の方に迎えに来てもらいました。

このとき、安間繁樹先生の著作「西表島探検」を参考にしていたのですが、まず安間先生と自分たちの体力差がかなりあって行程に無理があったこと、前日に重い仕事があるような無理なスケジュールで旅行に来ていた(最初から疲れていた)こと、トレーニング不足、荷物の選定が不十分で過負荷だった、食事や水のとり方の問題…とか、いろいろ失敗した原因はあると思うのですが、とにかくなんとか警察沙汰の遭難はまぬがれたものの、第三者に無理なお願いをすることになってしまいました。。。

それでちょっとこりてしまったのもあり、反省して今年は無茶をせず、シュノーケリングなどをのんびり楽しもうと、お礼がてらふなうき荘に宿泊することにしました。スタート地点である南風見のキャンプ場の管理をされている方にも、出発前に色々アドバイスしていただいていたので、顛末を報告したいという気持ちもあって、今年は南風見に2泊、船浮に2泊しようということに。

実際には雨が降ってしまったので、南風見ではシュノーケリングは出来なかったのですが、自転車で買い物に行ったり、砂浜に埋まったり!(これは東城百合子さんの「家庭でできる自然療法」に記載があった健康法)できたので、楽しかったし、夜、管理人さんが雨を心配して見に来てくれて、ゆっくりお話しすることもできてうれしかったです。その時に、ふなうき荘の方に助けていただいたお話をしたら、あぁ、池田さんね!というふうにおっしゃっていて、そういえばお名前もうかがってなかったなぁと思ったのですが、と同時にあれ?池田さんってどこかで聞いたような…と思って、キャンプ場の炊事場にある本棚にあった「西表島探検」を見直してみたら…あれ、この本に登場している安間先生と35年来の友人という方がもしかして…となりました。

そのときはまだ確信がなかったのですが、船浮行の船に乗っていたところ、責任者のお名前が池田さんだったのでもしかしてもしかして…となり、ふなうき荘についてから、食堂にあった賞状をみて(なんと、池田さんは叙勲されていました…)やっぱり!という感じで…。ご本人とも、安間先生のお話をできてうれしかったなぁ。他にも地理的なこととか、動物の事とか、貴重なお話を伺うことが出来ました。昨年は岩場を歩くのが本当にきつくて、2度とやらない!という気持ちだったのですが、来年リトライするぞ!という気持ちになった(現金)。ある程度道がわかったし、大潮をねらっていけばいけるんじゃないかなと思っていますが、しばらく山もあるいてないので、また一からトレーニングしないと。。。

読書メーターにあげた分と被るところが多いですが、昨年のトレッキング計画を立てたときに参考にした書籍など、西表関係の書籍の感想をまとめてあげたいと思っています。西表島石垣島とかに比べて情報がすごく少なくて、私たちも他の歩いた方のブログを参考にしたところが多かったので、自分の情報も誰かの役に立つといいな…。

 

WILD SIDE vol.01―アウトドアトリップマガジン アウトドアの島旅へ 

一昨年、発売とほぼ同時に立ち読みしていたら、西表島のトレッキング情報がかなり詳細にのっていたので、買いだ~!!となり(夫に即効連絡しました)購入。「西表島のターザン」に興味を持つきっかけとなり(後に読んでみたら、とてもよかったです)、ウダラ浜に行ってみたい!からの、どうせだったら西表島に行き始めた当初からあこがれのあった、ぐるっと一周コースやりたい、ということで、南風見の浜→鹿川→船浮コースをやろうという発端になったのはこの雑誌だったのかも。そもそもぐるっと一周にあこがれを持ったのは安間先生の西表島自然誌が最初に読んだ西表本だったからなんですが…。詳細は次に。

 

西表島自然誌―幻のオオヤマネコを求めて

そもそも西表島に毎年行くようになったきっかけは、新婚旅行で訪れたからでした。夫は石垣くらいにしとけ!と主張したのですが、私はなぜかジャングル行ってみたい!となってしまった。なんか、いかにも観光地みたいな商業主義がプンプンなところはうんざりしていたところもあって本当の自然が見て見たかったんだとは思うんですが、なんでそこまで行きたかったのか…今でも不思議です。当時、大学で働いていたので、一応大学のOPACで検索してみたら、この本がヒットしたので、読んでみたら期待以上に面白かった!という感じでした。安間先生は学者さんなのに、なぜこんな素人にも面白く書けるのか…。私の中で他にそういう方は、藤原正彦さんや、山本淳子さんとかなんですが…。安間先生が初めて西表島を訪れた時の話と、1年半くらい?暮らしたときの話が一番お気に入りです。道路がある部分は一通り歩いたので、地名とかがわかるようになってから読み返したらまた別の感慨がありました。

 

長くなったので別の日に、また続きをあげます!