西表島関連書籍②

西表島関連書籍の続きです。

 

◆イリオモテのターザンー南島独居譚 水田耕平

WILD SIDE vol.1にウダラ浜までのトレッキングルートが出ていますが、そこでウダラ浜に住んでいた方のお話が出てきます。この書籍の存在は知っていたのですが、読もうと思ったきっかけは、その記述だったかなと。著者は学校の先生をされていた方で、富岡鉄斎論から仏教、道教に関心を転じ、無為の本質を知りたいと西表島に行かれた方で、ご自身の生き方についても思うところがあるようでした。のんきな旅行者の私たちとは目的からして違うので、ターザンとの生活の中で出会う様々な出来事にも、すごく哲学的な意味を見出されているようで、すごいなぁと思いますが、それを抜きにしても、ターザンこと砂川恵勇さんの素朴な人柄に感動してしまうところがたくさんありました。いろはにほへとの意味を理解できたのも、この本のおかげだったかも…。圧倒的な自然というのは、人をいやしたり、なにか考えさせたりするものなのかもしれないなと思いました。

 

◆ネイチャーツアー西表島 安間繁樹

2017年はこの本の記述をたよりに、今主流の干潟から行くルートではなく、山側からのアプローチでピナイサーラの滝にのぼりました。途中迷子になって、腰まで水につかったり、えらい苦労してやっとたどり着いたので、頂上で軽装で来ているツアーのお客さんたちに会って、微妙な気持ちになりましたが、やっぱりそちらから行った感慨みたいなものはありました。帰りは干潟コースを帰ったのですが、結構やぶというか、大変だった。。。安間先生と我々の体力差を思い知る結果でした。それなのに、その経験を2018年の南海岸コースのスケジューリングに反映できなかったなぁと反省しています。この本、まだ全部読んでないのですが、人々の暮らしの事、動物の事、植物のこと、前述したようなトレッキングルートのこと、かなり広範囲に書かれているので、一般的な旅行ガイドよりもう少しつっこんだ知識を得たいという方には、まずおすすめできるかなと思いました。

 

◆ヤマナ カーラ・スナ ピトゥ 西表島エコツーリズム協会

これもネイチャーツアーと似た書籍かなと思いますが、歴史に関する記述が多い印象。いろんな現地の言葉が出てくるのも、面白いです。

 

◆NATURE BOY

これは最近出た雑誌なのかな?かなりのページ数が西表島にさかれているので、注文して買いました。特に、GNUさん?の釣歩日記 西表島篇は2018年に私たちがやろうとしたルートと全く同じだったので、(読んだのは帰ってきてからですが)とても参考になりました。あとは、ギアの情報が自分としては勉強になりました。パックラフトの存在を初めて知り、購入を検討しています。

 

まだまだたくさんありますが、とりあえず、特に印象が強いものをあげてみました!