夢をかなえる人の手帳術 藤沢優月

年末に新年に向けて…と手帳術系の本を何冊か読んだうちの一冊。

 

この本で印象的だったのは、ミヒャエル・エンデの「モモ」の話が冒頭に出てきたことです。「モモ」は、いろいろな本を読んだ中でもとても印象的で、繰り返し記憶によみがえってくる物語の一つですが、ここで描かれている「時間」との付き合い方のお話と、「スケジューリング」というのがあまり結びつかなかったので、ちょっと意外に思いました。どちらかというと、心のままに生きる、ということが書かれているお話だと思っていたので、自分を律する?というイメージの手帳術とは逆のイメージだったというか…。

 

こちらの「夢をかなえる人の手帳術」を初見でさらっと読んだときは、いいこと書いてある感じなんだけど、どこを要点として見ていいのかいまいちわからないな…と思ったのですが、ブログに書こうとして、メモを取りながら読み返してみたところ、大事なポイントとしては

 

・したいことをしなくてはいけないことより先に考える

・したいことを大きな予定として意識しながら動く

 

ということかなぁと。著者の経験談として書かれていたことで、すごく共感出来た部分としては、忙しい仕事をこなしているだけの人生、というのでは、いつかエネルギー切れがくるということ、自分のやりたいことというのは常にそちらに目を向けるように意識しないと、やらなければいけないこと(日々の雑用や義務)に押しつぶされてしまうということ。それを避けるために、自分と話し合って、今どこにいるのか、自分がやりたいことをどの程度達成できているのか(いないのか)、それを踏まえて次はどう行動するか、を確認する時間(著者は灯台の時間という言葉を使われています)を一日、一か月、一周間などの単位で作る、ということです。

 

その後、具体的なスケジューリングの方法も提案されているのですが、これはもう好みというか、他にもいろんなスタイルがあると思いますが、とにかく基本理念の部分がとても納得。

 

手帳術に関してもう一冊、

「書くだけ」で夢を引き寄せる!家事ノート&手帳術

という本を読んだのですが、こちらでも似たような提案をされていた方がいらしたので、なおさら印象的でした。これについては後程感想を書きます。

 

年越しというのは、同じ一周間の中なのに、なぜか新しく自分が生まれ変わったような感じで、今年はこうしよう!という気持ちが生まれるので、いいな!と思います。こういうのも、暦の効能?