多動力 堀江貴文

amazon prime readingで読みました。

賛否両論あるホリエモンさんですが、以前、松浦弥太郎さんが著作で紹介されていて、気になっていました。他の本も読んだことある気もしますが、記憶が出てこないので、一応初読みということで…。

内容は、とても読みやすくて面白かったです!

大体、自己啓発系の本って前置きが長くてうんざりするケースが多いですが、この本はなんか文章がテンポ良くてすぐ読めました。堀江さん自身が中に書いていますが、本の書き方として、インタビューを受けて、それをいわゆる編集さん的な人?が文章にしていくという執筆スタイルとのことだったので、読みやすいのは必然なんでしょうね。

よくある日本的ななんか凝り固まった考えとか、価値観に縛られて生きることに苦痛を感じている人にとっては、楽な生き方を見つけるヒントになるんじゃないかな。私もあちこち気が散ってしまう、飽きっぽいなどのダメと思っていたことを肯定してもらえた気持ちに…。逆に、必ずしもこの本の主張に共感できなかったポイントでは、多くの人がこういう考えを持っているとしたら、私の職業の価値というのは「みんなと違う感じ方」を提案できる仕事というところかなぁと思えたりもして…。

以下、自分が特に印象的だったところを3点だけあげます。

 

①目指すべきは完璧じゃなく完了

自由に生きている感じの堀江さんですが、メルマガを毎週書く、ということはずっと続けている、というのが印象的でした。

仕事には緩急が大事で、ただ最初から100%フルスロットルで行ってしまうと、本当に力を入れたいときにつかれていたりすることになってしまう。

入れるところと抜くところを見極める。

人が求めているのはいつできるかわからない完ぺきなものではなく、約束の期日に確実に毎回とどくこと。

 

②絶対時間ではなく体感時間を生きる。

つまらないことをしている時間はすごく長く感じる、おもしろいことをしている時間はあっという間に感じる。いやいややっていることは人に頼んで、楽しいことだけに時間を使おう。

これは最近よんだスケジュール管理の本にも似たようなことが書いてあって、タイムリーだったのでひっかかりました。(これはまだ書いてないけど、これから感想を書く予定)

村上春樹さんの「時間を味方につける」も連想しました。

 

③無駄な会議をやめるための三原則

私は会議に参加することはあまりないので、人と会話や質問をするときの注意点として

・解決したい問題を明確にする(能書きは捨て、結論を先に言う)

・必要な情報を集める

・感情論を排し、ロジカルに判断する

ここでダメと書かれていることを、普段人と話すときに結構やってしまっているなぁと反省しました。

例えば、そもそも自分の頭の中で問題が言語化できていない、手段と目的が混ざってしまっている、事実と自分の主観を混ぜてしまってる、質問の前にいらない情報を足してしまってる…。

 

・重要度の高いタスクからとりかかる

忙しい人ほどすぐ返事があるのは、大事なことを後回しにしたり、判断を先送りしないから。これも、他の本で日本人は受験のテクニックの「優しい問題から先に解く」を刷り込まれているから、いつまでたっても難しい(しかし重要な)問題が放置されるという内容を読んだ直後だったので頭にのこりました(この本についても後で感想書きます!)。