人の心を自由に操る技術 DaiGo

最近海外ドラマのメンタリストにハマっていて、メンタリズムに興味を持ち、日本のメンタリスト?DaiGoさんの書籍を読んでみました。メンタリズムは一言で言うと、心理分析によってあたかも超能力のように相手の心を読んだり、こちらの意のままに操ったり…という技術でしょうか。ドラマの中では天才メンタリストのジェーンさんが、最初はこの能力を悪用し霊能力者を装ってテレビで荒稼ぎしているのですが、あるきっかけからその仕事をやめ警察の捜査に協力するようになる、というお話です…。この本のタイトルもかなり怖いというか、物騒な感じですが、メンタリズム入門という感じで、ドラマでジェーンさんが何をやっているのかちょっと垣間見れた感じで、面白かったです。

 

この本を読んで自分が一番感じたことは、人間関係において「観察」はとても大切だということです。この本でも冒頭からヒトラーの話が出てくるように、メンタリズムの技術は悪用するととんでもないことになる怖い力だと思いますが、人間の記憶の仕組や考え方のクセには簡単に誘導されてしまうような脆い面があることを知っていると詐欺や自分をだましたり利用しようとする人から身を守ることができるし、逆に自分の行動によって人間関係で無用な衝突や誤解を避けるために注意することもできると思います。

具体的に役に立った情報としては、心は筋肉に影響するということ、嘘をついている人の言動、人は空間で考えを整理していることなどです。

実際にこの本のタイトルや、ドラマのジェーンさんのように「操る」というところまで行くには相当な訓練が必要だと思いますが、コミュニケーションが上手な人は無意識にこういうことを身につけているのかな、と思いました。

 

ドラマの方もまだシーズン3の途中までしか見ていないので、先が楽しみです。