「思い」が現実をつくる 著:ジェームズ・アレン 訳:葉月イオ

アレンさんの著作2冊目。こちらの方が、私の読んだ原因と結果の法則のエッセンス本?、よりもより具体的な内容で、心のトレーニングをどうやってつんだらいいか、主に書いてあります。内容は特に目新しいものではなく、小学校の道徳の授業とか、躾として親から言われるようなことかなぁと思うのですが、なかなか実践は難しいという感じ。でも、自分の心に起こる悪い感情(怒りとか悲しみとか?)は例えば他人の言葉とか行動、もしくは環境や状況のせいで起こってしまうと考えてしまいがちですが、そういう心を持っているのは自分自身、というような言葉に気づきのヒントがあるような気がしました。

 

気になったところを以下にメモします。

<克服する悪い習慣>

ファースト・レッスンー身体の実践

①怠惰な心の癖

②欲求を管理できない癖

セカンド・レッスンー言葉の癖

③悪口

④うわさ話、中身のないおしゃべり

⑤傷つける言葉、心ない言葉

⑥軽率な言動、礼儀知らずな会話

⑦人のあらさがし

<身につける良い習慣>

⑧自主的に貢献する精神

⑨公正な精神

⑩寛容な精神

 

①では、早起きをして家事や仕事は後回しにせず、すぐに取り組むこと、②では食事をコントロールすること(食べすぎたりだらだら食べたりしない)などが書かれていて、ここは結構取り組みやすいかなという気がしました。③~⑦は悪意はなくてもなんとなくやってしまうことがあることかなぁと思い、気を付けようと。⑨、⑩は心掛けるとして、⑧は自分の仕事とか、身近なところからだんだん大きい範囲に広げていけるといいなぁと思いました。

ま、とはいえあまりストイックにやりすぎると、かえって自分を追い詰めすぎるような気がするので、以前読んだアドラー心理学の本に書かれていることなどもミックスしてうまくやっていけるといいな。ちなみに、この本を訳された葉月イオさんはマズロー心理学の自己実現型人間に興味を持ち、書く仕事につかれたようで、私はマズロー心理学のことはよく知らないので、ちょっと調べてみようかなというきっかけにもなりました。